目
最近、ふと考えた。
わたし、目を開けている時間より、閉じている瞬間の方が圧倒的に多いのではないかと。
そのくらい、最近はよく眠る。
夜はなかなか寝付けないけれど、音楽聴いたりしつつ目は閉じているし、昼間は本当に良く寝ている。
煙草1本吸ったらまた布団に潜って目を閉じて。グミちょろっと食べたらまた布団に潜って目を閉じて。そんな1日の繰り返しばかりだ。
グミか煙草がなくなりそうだったら、日が落ちてから買い物に出かけて、ブログ書いたりTwitterやニュースを眺めて、ちょろっとソシャゲして電気消す。
療養中と言えども、随分と堕落した生活だなあと自分でも思う。でも、目標もやりたいことも何も浮かばない。明るい間から外に出たくないし、何なら布団から出たくない。出る気力も湧かない。
こんなんで仕事に復帰なんて出来るのかなって考えるとすごく不安になる。
久しぶりに外に出たり、遠くへ出かけると、わたしの知っていた景色とは変わっている街がそこには広がっていて、なんだか世の中から置いてけぼりになってしまっている気持ちになる。せっかくうきうきして洋服を選んで、友人と楽しく会話を広げても、1人ぼっちで帰る電車の中でふと、変わってしまった景色を思い出して悲しくなってしまう。
がんばらないと、焦らないと、早くしないと。
どんどん社会の枠組みから、世の中から置いていかれるような気がしてしまうほど、東京という街は忙しくて目まぐるしい。
待って、置いていかないでって大きな声で叫びたいけれど、わたしのか細い声なんて、街の雑踏にかき消されてただの騒音の一部になってしまう。
どうしたらいいんだろう。
わたしは、どうしたいんだろう。
私のペースで歩いていると、みんなとどんどん差が開いていってしまう。みんなを見失わないように必死になれば、わたしがわたしでなくなってしまう。
どうしたらいい?
どうしたい?
わかんない。
ずっと目を閉じて、何も見ないようにするしか、自分を守る方法が今のわたしにはわからない。