ないものねだり
昨日の夢の自分の話。
「ないものねだりはしたくない」
って、自分に言い聞かせて、ありのままのわたしを、今のわたしを受け入れようと思って始めたブログだったけれど。
やっぱり心が弱ってくると、今の自分に「ないもの」をどうしても求めてしまうなあ。
弱いなあ、わたし。
そんな弱い自分を変えたくて始めたブログ。文章にしたら弱気なわたしじゃなくて、少しずつでも前を向ける気がしてた。頭を整理整頓すれば、弱いだけの自分の気持ちや心とちゃんと向き合えて、これじゃダメって約束したでしょ前を向いて歩くって決めたじゃん!病気と一緒に生きていくって決意したんじゃん!って、今の自分を、ありのままの自分を受け入れてそこからどうするか考えられるような気がしてた。
人はそんなに早くは変わることが出来ないみたい。
わたしはわたし。病気じゃなかった過去のわたしも、今のわたしも。そして、これからのわたしも。
今の、出来ないことや制約されていることが多いわたしも、気をつけて自制しなくちゃいけないわたしも、ぜーんぶ自分。そして、これからの未来のわたしに、出来るようになることを少しでも、ちょっとずつでも増やしていけるようにがんばろうって決めた。
………はず、なんだけどなあ。
昨日のブログを読み返して、わたしは結局、根本的に何も変わってなんていなくて、ただ弱い自分を表に出さないように、ネガティブなことは考えないようにって、閉じ込めていただけなのかもしれないって思った。
こんな弱虫なわたしもわたしって受け入れた上で、さてこれからどうする?っていうのが病気と一緒に生きていく中で大切なことなんだと思う。でも、そこから1歩前に進むのって難しい。
結局、わたしは弱い自分の殻に閉じこもって誰も来ないで見ないで1人にしてってぜんぶを拒絶して、何も考えないようにしているだけだ。考えてしまうと、自分が何も変わっていないことに嫌でも気づいてしまうから。
どうしたらいいんだろう。
どうしたら、自分を変えることって出来るんだろう。
どうしたら、こんな弱気な思考のループから抜け出せるんだろう。
難しい。考えても考えても答えがわからない。
1人でいると、自分の心の中に開いている穴の中に吸い込まれて、弱気なことしか考えられなくなる。穴の中から這い上がるには自分の力だけじゃどうにもならなくて、だから、無理矢理誰かと会ってみたり、何も考えないように眠ってみたり。
今までは、誰かと会っているときは、穴の中から出ることが出来ているんだと、負の感情を忘れることが出来ているんだと思ってた。でも、たぶん違うんだ。
わたしはいつでもどこでもまだ穴の中にいて、誰かと会っているときは、穴の中にいるっていう自覚を持っていないだけ。自分は大丈夫、元気だよって仮面を被っているだけ。穴の中から外の世界を見上げているだけなんだろうな。
誰かと会っているとき、話をしているとき、少しだけれども大好きなことに触れることが出来たとき。
幸せだとか楽しいっていう感情が勝っているから忘れてしまっていたけれど、いつも「怖い」みたいな上手く言葉で表現出来ない何かがへばりついている気がしていた正体はきっと、わたしが穴の中からちょっと世界に手を伸ばしただけに過ぎないからなんだなって、腑に落ちた。
どうすれば、穴の中から外に出られるんだろう。
めちゃくちゃ強い追い風が吹いてくれればいいのに。そうしたら、よろめいて嫌でも1歩前に踏み出せるのに。