夢と現実
ここ2日間、活発に行動していたツケが回ってきたのか今日は本当に体調が酷くて布団から出られずにいる。ちょっとがんばりすぎちゃったかな。
今日は病院の予定だったのに、時間になっても動けなくて、結局行けなかった。先生には申し訳ないな。でも、採血の結果は間違いなくヤバいと思うし、なんならまたまた再検査を要求されそうだから、今日は無理して行かなくて良かったのかも。
貧血のせいなのか、体調の問題なのか、動悸で胸が苦しい。耳鳴りが止まらない。身体が震えて仕方ない。
2日間、すごく幸せな日を過ごせたからか、すごく楽しくて幸せな夢を見た。大好きなライブを全力で楽しむ夢。
病気や体調を気にすることもなく、具合悪くなったら…最後まで会場にいられるだろうかって不安を感じるわたしはそこにはいなくて、ただただライブを全力で楽しんでた。ワイワイ騒いでキンブレ4本をぶん回して、推しがトロッコで通るたびにひゃああ…!!ってなって。ファンサもらって呆然としたあと、通り過ぎていく推しを見て、やばいやばいやばいって興奮が襲ってくる。
めちゃくちゃリアルな夢だった。
けど、幸せな夢。
ずっとこの夢を見ていられたら良いのにって思った。夢の中のわたしは健康そのもの!って感じだったし、大好きなライブを大好き!って身体ぜんぶを使って楽しめたから。
夢から醒めて、起きてる間は布団の中で踏切のカンカンって音を音を聞きながら、今、踏切の中に入れば一瞬で楽になれたのかなって、そんなことばかり考えていた。
電車の通り過ぎる音を聞いて、ハッとして、そんなことばかり考えてしまう自分が怖くなったし、嫌だなって思った。
たくさんの人が今、わたしを支えてくれてて、助けになろうとしてくれてる。わたしが少しでも笑顔になれるように、ハッピーな気持ちに、前向きになれるようにいろいろなことを考えてくれていて協力してくれているのに。
実際のわたしは、ちょっと油断すると自分が楽になることばかり考えてしまう。
まだ、前を向いて生きていくことを拒んで、目をつむって、逃げようとする道を、楽になる方法を考えている。
こんなことばかり考えてしまう現実なら、ずっと夢の世界に浸っていたいなって思って、今日は寝ていたいと思った1日だった。
無理矢理にでも眠りたいから、夜に飲むように処方されている睡眠導入剤を、余っているのをいいことに飲み続けながらひたすら眠った。なぜか眠ると、今日はずっとライブの夢を見られたから。
夢の中のわたしが現実じゃないことなんてわかってる。実際のわたしは、夢の中の自分のように純粋にライブを楽しむことなんてもう出来ないんだって理解している。わかっているからこそ、どうしようもなく悲しい。もう戻ってこない現実が悲しい。そんな未来が来るのか、来るとしたらあと何年何十年がんばればいいのかゴールが見えないから、こんな現実なんていらないって思った。
がんばるのは疲れた。夢の中でなら、何もせずに健康な自分になれるなら、ずっとずっと夢の中だけで生きていきたいって思った。そうなれる方法が、踏切の向こうに行くことなら、一瞬で終わらせられることが出来るのなら、もうそれでもいいのになって考えながら、ただただ踏切の音を聞いている。
夢の中でくらい、幸せになりたいって思う。けれどもその夢が幸せであればあるほど、目が醒めたときの自分にどうしようもなく絶望する。
こんなことを考える日が、あと何日何か月何年続いていくのかなって考えると、いつも背筋がゾッとする。