気圧
今日の気圧は「超警戒」レベルだそうで(アプリ『頭痛ーる』さんより)。
わたしの頭も悲鳴を上げている。
冗談とかじゃなくて、本当に悲鳴を上げているみたいにガンガン痛みを訴え続けてくる。そんな勢いで訴えられても、わたしにはどうにも出来んのじゃ。
あー、頭痛いなあ。
今こうして文字を打ってるのも正直辛いです。なら寝てろって感じなんだけれども。
目を開けてるのも辛い。でも、目を閉じると、余計にガンガン!って痛みだけに集中しちゃう?感じもして、ここまでのレベルだと、頭痛薬もほぼ効かないので、もうどうしたらいいのやら。
寝てればいいじゃんって他人は簡単に言うけれど、わたしにとっては「眠る」行為は簡単なことじゃない。
簡単に出来るのなら、睡眠導入剤なんて処方されねーわって思うし、世の中に不眠症で悩まされる人間だっていない。
自分たちが「当たり前に」出来ることが、誰かにとっては当たり前ではないのだと、この病気になって、本当の意味でわかった気がする。差別や偏見は良くないとか、障がいのある方には…とか世の中は知ったような口を叩いているけれど、自分の中で形成された価値観をぶち壊して他人を見ることは難しいことだ。
だから、悪意のない言葉に、傷つけられることも少なくないけれど、それも仕方のないことなのだと、最近は思うようにしている。
自分にとっての当たり前が、誰かにとっては当たり前ではない。
シンプルだけれど大切なことを、本当の意味で、心から理解することが出来るようになった。病気になったからこそ理解出来たのだと思うと、この病気も悪いことばかりではないのかもしれない。
そんなことを、思うときもある。たまにだけれど。
鳥の鳴き声が聞こえる。
鳥たちも、近くのどこかで雨宿りでもしているのだろうか。
さっき、トイレに立ったときに、いよいよ立ちくらみがして、しばらくトイレのドアにもたれかかってしまった。
これは、わたしの中で「警告の合図」だと勝手に呼んでいて、この現象が起こってしまったら、もうその日は1日布団と仲良くしましょうの日としている。
身体を起こすのは、トイレと薬を飲むときと本当に煙草が吸いたくなったとき(寝煙草は良くない)だけ。後は布団の中ですべて済ませましょうな日だ。食事は寝転びながらでも飲めるストロー付きの飲むヨーグルト(鉄分のやつ)。脱水症状にならないように、枕元にはポカリ(粉末のやつ)とストロー。
こういう日は、ストローがすごく役に立ってくれるから、わたしの常備品としてすごく必要なものだ。
後は、出来るだけ落ち着いた気持ちになれるような音楽をスピーカーで静かに流しながら、雨の音を聴きつつ、物思いに耽る。うとうと出来れば上出来。眠ることが出来たら完璧。そのくらいの気持ちでじっと目を閉じる。
こういうときは、眠れても変な夢を見たり、普段は考えないようなことに思いを馳せたりするので、文章には残したいけれど、気力が湧かないので、枕元のメモ帳に単語だけ走り書きをしておく。
元気になったときに読み返してみて、まったく意味のわからない単語や夢の内容が羅列されたりしているのを見るのもおもしろい。
身体は限界ですごくしんどいけれど、しんどいときなりの楽しみを作って、こういう日を乗り切るように心がけている。