絆創膏
7月ですね。
特に何もないけれども。
1か月程前に、当時の自分は何を思ってかバランスボールの上に立って見ようというトンチキな発想に至って、実行に移したところ、それはそれは見事に前にすっ転んだ。手をつく暇も余裕もなくて、顎を床に強打。
「痛ったー」って馬鹿なことするもんじゃないなとか思いつつ起き上がったところ、床に血が。やべえな口切った?とか思いつつ、洗面所に行ったらびっくり。
顎がぱっくりいっちゃってるじゃないですか。若干中身?も見えてるし、血も止まらないから(絆創膏3回貼ったけどすぐに血まみれで使い物にならなくなった)、どうしよう病院は夜中だからやってないし、なんと次の日は日曜日。コレ月曜まで放置して平気なのかなあとか考えつつ、タオルを当てて止血。
夜間救急でも病院行っておくか!と思い立ったは良いものの、何科に行けばいいのか、そもそもその病院が夜間救急受け付けてるのか。どうしようどうしようと考えてる間にも時間はどんどん経過していくわけで。
考えるのを放棄した結果、恥ずかしいけれど救急車のお世話になりましたとさ。
血圧上げる薬を飲んでるので、おくすり手帳を見た救急隊員の方が、血みどろのタオルを見て、気分悪くない?貧血起こしてない?平気?とか心配してくれたし、こんなことで救急車呼んでしまってすみませんと謝り倒すわたしに、病院とかわからないもんね〜こういうときは救急車を呼ぶのが1番だよ〜大丈夫だからねって終始仰ってくれて、一安心。救急車は緊張したけれど、ちゃんと自分で状況とか状態を話せて良かった(救急車を呼ぶ前に安定剤は飲んだ)。
病院の先生も、「随分ぱっくりいっちゃったね〜」って軽い感じだったので、大したことないやーつ?って思ったのだけれども。
「縫いますね〜」と笑顔で言われてわたし硬直。
無理無理無理無理無理無理。
じゃあ麻酔打つんで〜チクッとしますよ〜とかとんとん話が進んでいくけれど頭がついていかない。ギブミー安定剤!って半ばバニックになってたら縫い終わってた(3針だったので)。
そのあとは、薬塗って絆創膏されてお金払ってタクシーで帰宅。
遠くの病院だったので、夜間診療費よりもタクシー代のが高かったことが地味に腹立たしく思えるくらいには落ち着いてました。
それからは、夜間救急で診察していただいた病院ではなく、近所の形成外科に通って消毒してもらったり、抜糸も済ませ。
抜糸、地味に痛かったし怖かった………安定剤飲んでおいて正解だった…。
ただ、怪我した箇所がケロイド状の痕が残りやすい場所のようで、3か月くらいは顎に絆創膏で固定して、傷をきちんと治していきましょうって状態なので、今も顎に小さな絆創膏というか、テープを貼っつけて固定しています。
抜糸した直後とかは傷口も痛いし、顎打ったせいもあったからか腫れもあって、わたしケツアゴみたいになっとる!って思ってたのだけれど、最近は触っても痛みもないし、腫れも引いてきた。
ケツアゴ状態の自撮り記念にしておけば良かったなって後悔してるくらいには回復しとります。
今は、自分で毎日テープで固定して、病院で状態を診てもらうのは2週間に1度くらい。最初はなかなか慣れなかったテープとの格闘も、最近は慣れっこに成長した!
テープも肌の色と似ているのでそんなに目立たないけれど、恥ずかしいから出かけるときはマスクするようにしてる。元々、人の匂いに敏感で具合悪くなることもあるので、電車や会社では年中マスクしてたけれど、この時期に外でマスクは流石に暑いなあと思いつつ、休職中の怪我で良かったとも思っている。
友人たちにはめちゃくちゃ心配され、母親は呆れた後に幼稚園児みたいなことをするなと怒られた。
自分でもそう思う。
でも、怪我をするときって案外そんなもんだ。
コレやったら転ぶよなあ→実践。
結果:骨折
みたいな。
大人になっても、精神年齢ってあんまり変わってなくて、小さい頃の友人と久しぶりに会っても、よそよそしさもなく当時のままで会話が弾むように、たまには幼稚園児みたいなこともしたくなってしまうのだ、大人も。
とりあえず、バランスボールの上に立てるような体幹はわたしには皆無ということが痛いほどわかったので、座ってバインバインしながらテレビを見ることにする。
ちなみに、バランスボールには名前をつけていて(わたしは身の回りのものには基本名前をつける)、「ばら子」という女の子なのだ。緑のマリモみたいなフォルムをしているけれど。
顎3針縫う事件以降も、ばら子とは戯れている。バインバインしながらテレビや動画を見たり、ブログを書いたり。寄りかかって本を読んだり。ばら子は(物理的に)ひんやりと冷たいので、暑い~~~って抱きつきながらアイスを食べたり。
我が家にいる人間は間違いなくわたし1人なのだけれど、無機物にも名前をつけると、住民が増えたみたいで嬉しい気持ちになる。どうぶつの森のゲームみたいな感覚。ゲームでも人見知りを発揮するわたしは、どうぶつの森はひたすら雑草をぶちぶち抜くゲームだと思っている。
今日も我が家は1人とたくさんの無機物たちと楽しく過ごしている。